ロボトミー手術と脳

ロボトミー(ロボトミー)とは – コトバンク

lobotomy. 脳葉(→大脳)の神経回路を脳のほかの部分から切り離す外科手術。 前頭葉白質切断術ともいう。 かつては,統合失調症,双極性障害(→うつ病),その他の精神疾患をもつ重篤患者に対する抜本的な治療法として実施された。

暴れる精神病患者の脳を切り離すことで、患者がおとなしくなる半面、廃人のようになります。今ほど、人権や人の尊厳を尊重されない時代だったため、疎ましい子どもを精神疾患だと仕組み、ロボトミー手術を受けさせた虐待親もいたようです(ただ、“今ほど”と書きましたが、社会的弱者に対するひどい扱いは、まだ完全に無くなった訳とはいいがたいですけどね。。。)

ただ、子どもは、この手術を受けた後、脳が再生する子どもも一部いました。そのうちの一人が書いた手記があります↓
「ぼくの脳を返して~ロボトミー手術に翻弄されたある少年の物語~ 」

ロボトミー手術が流行った時代、脳を直接いじって研究した学者や医師もたくさんいました。精神疾患で苦しむ患者に対して行った研究で、今では決してできないような、こんな恐ろしい実験がありました。

患者の脳を開いて、直接脳に電極をあて、刺激し、患者(意識がある)に何が見えるか、何が聞こえるかなどを聞いて、データを集めるという実験です。

ある部位を刺激すると、患者は、自分が天井に浮いていて、自分と実験者である医者を見下ろしていると言いました。別の部位では、本来見えるはずのないものが見えると言ったそうです。その記述を読んでいると、まるで、幽体離脱や心霊現象の話を聞いてるような感覚になりました。

きっと、本来、誰もが、そういったスピリチュアルな能力を脳に持っているということだと気づきました。ただ、脳のその回路が眠っているか、そこに電気信号がちゃんと繋がっていないかだけの話で、たぶん、「火事場のバカちから」と同じで、今はまだ使わないほうがいい時代なんだと思います。

あれ、また脱線してしまいました(;^ω^)

話を元に戻すと、年齢に関係なく、

前頭葉が弱っていると、
↓下記↓のような“性格”になる

自分で決められない/なじみのないものに、恐れや不安を感じる/感情の抑制が効かない/同じことを繰り返す/いい加減な答えをしたり、質問をはぐらかす/自分本位、わがまま、我慢ができない/反社会的、約束を守れない/やると決めたことをやり遂げられない/やればできるのにやらない。人から命令されなければ動かない/他者に共感し、思いやることができない、コミュニケーションをとれない/意欲低下、無関心/昔のようにアイデアが出ない/頑固/すぐに答えを急ぐ/突発事態にめっきり弱くなった/気持ちの切り替えがうまくいかない/面倒くさい、楽をしたいのが先に出る
※“性格”ってなに? – その3- “脳”のこと(1)参照 

ということです。

ガ━━(;゚Д゚)━━ン!! 私、そういう性格なんじゃなくて、単に、前頭葉が老化してるって意味?!

そうかもしれません(笑)。 大丈夫、前頭葉は、年齢に関係なく、今からでも発達させていくことができる部位ですから、大丈夫。ちなみに、電磁波は、前頭葉の発達を阻害すると言っている人もいるので、スマホやゲームにも気を付けて! 

なお、前頭葉の働きを高めるには、”家事、雑用など細かくて、面倒な作業”がよいそうです。料理の段取りを考えたり、同時進行で手順と効率を考えて行うのがよいそうです。ゆえに、ご結婚されている方は、ご主人にも、じゃんじゃんやらせてあげたほうがいいそうですよー(^^)

<参考>
段取り脳をつくる習慣 Vol.11 前頭葉の機能が低下すると、パフォーマンスが悪くなります。前頭葉を鍛えるには、雑用がうってつけ! ポジションがアップしても、雑用は自分でかたづけましょうねっ!! ~2月4日 中部経済新聞「ナビゲーター」に掲載されました~

集中力と知力を育てる生活脳トレ

さて、改めて、では、
『性格』ってなんでしょう?

上記のような“性格”は、前頭葉の未発達もしくは老化、障害 というのなら。。。

前頭葉を鍛えれば、上記のような“性格”は、なくなるかもしれません。

もう少し、“性格”について考えてみましょう(^^)