先ほど、コラムを書いてきたところです > 『攻撃的なのも凹むのもメンタルの弱さの現れ』

これを書いていて、ふと気が付いたことがあります。長くなりますが、時間のある方は、どうぞお読みください。

今は、国が定めたメンタルヘルスの基準があって、一定の規模の会社の経営者は、従業員のメンタルヘルスを守るための措置を行わないと罰せられることになりました。

参考:<厚生労働省> メンタルヘルス対策等について

社員からメンタル疾患に罹っていると申し出があった場合、企業は、「増悪防止措置」をとらなければなりません。

法律では、医師の意見を聴取し(労働安全衛生法第66条の4)、必要があると認められるときは、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮などの増悪防止措置を講じなければならない(労働安全衛生法第66条の5)と定められています。

企業が医師の意見を聞かなかったり、医師の意見を考慮した措置を講じなかった場合、企業は安全配慮義務違反の責任を問われることになります。
出典:ドクタートラスト

企業は、従業員のメンタルヘルスのため、産業医を置き、適切な“治療”を受けさせる義務があります。

上記のサイトには、こう書かれています。

『休職・復職判定は産業医へ できれば精神科・心療内科が専門の産業医を活用してください』

この従業員は、うつ病じゃないのか?と思われると、会社から精神科医に送られるということです。

先日の野田正彰氏講演会で印象強く残ったお言葉があります。

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(以下、私の記憶をたどっての書き起こしのため、言い回しや内容は、私フィルターがかかって、大いに違っている可能性もありますので、ご了承ください<(_ _)>)

長年奉仕してきた会社で、いきなり窓際に追い込まれたら、誰だって落ち込みますよ。

それが人間の正常な反応です。当たり前の悩みや反応、人生の一歩です。信じていた会社に裏切られた。信じていた人に裏切られた。誰でもそうなるでしょう?

それなのに、その落ち込みを、うつだと決めつけて、うつ病として、精神科に行ってしまう。送りつける。

そこで、精神薬をもらって飲んで、その落ち込みが治るのでしょうか。その落ち込みがなくなるんでしょうか。

精神薬は、その落ち込みを治すんじゃない。感情を麻痺させて感じなくさせるだけです。

そもそも、そうなった理由があるのに、その理由を考えることなく、精神科に行ってしまう。

正常な人間の反応なのに、「うつ病なのかもしれない」と思わされてしまっているから、すぐに精神科に行ってしまう。

考える力を失わされている。うつ病ってなに?ホントにうつ病なんて病気があるの? 考えたことありますか?

精神科に行って、治るとは、何をもってして治ると言うんでしょう。

落ち込みがなくなったら治ったってこと?おかしいよね。理由や原因があるから落ち込んでるのに、落ち込みだけなくすなんて可能なの? 原因を解決しないと、落ち込みはなくならないよね
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最近になって、Facebookやツイッターでよく回って来るのに、こんな映像があります。

うつ病でないか、チェックする項目です。

当てはまることが多ければ多いほど、うつ病のリスクが高まるとされていました。

1.起床後すぐ携帯を確認する。
2.すぐメールの返信をする。
3.同じ曲を聴く。
4.(人間関係に)気を遣う。
5.連ドラは一気に見る。
6.甘い物が好き。
7.リビングで寝る。

ネット上では「こんなの、当てはまる人がほとんどじゃないの?!」という笑い話で次々シェアされています。

この出典元を探してみました。少し古い健康バラエティ番組でした。

いつ消されるか分からないですが、YouTubeに番組が上がっていたので貼っておきます。

2013年7月3日(水)放送
石坂浩二&タカトシの“こんな人”は危ない 最新医療で解決SP!
★うつ病の話は、2:14:47 ころから観れます。

ビックリすることに、上記の画面の後、薬丸さんが感想を言っただけで、次の話題にすぐに流れ、ろくな分析も解説も根拠も示されていません。

前回のブログ『攻撃的なのも凹むのもメンタルの弱さの現れ』でご紹介したのは、「嫌な人に何を言われても凹まないメンタルを作るには、どうしたらいいか?」という悩み相談に対する返答でした。

これ、言ってしまえば、『嫌な感情を感じなくていられる自分になるには』と言っているのと同じです。

90年代後半から2000年にかけて、「うつは心の風邪」キャンペーンが広がり、落ち込んだら気軽に心療内科に行って、精神薬をもらって飲んで、“治す”という流れが起こりました。そして、次は、2005年から「大人の発達障害」キャンペーンがはじまったそうです。

「すべての自殺は、うつ病によるものだ」という刷り込みが普及しているそうですが、実際には、これらのキャンペーンがはじまり、精神薬を飲む人が増えると共に、自殺率も急上昇しているとも言えるそうです。精神薬により、脳の神経に影響を与えるため、発作的に自殺したり、犯罪をおかしたりなどの可能性も高いと。

野田先生も、おっしゃっておられましたが、嫌なことがあったり、つらいことがあったら、対話と自らの行動で、乗り越えていくのが生きるということ。対話するのがコワイ、自ら行動するのがコワイ、そんな感情を感じるのが嫌だから、感じる心を消すというのは、まるで、火事になってるから、火災報知機を鳴らしているのに、うるさいと言って、音を消すのと同じです。

「凹まないようにメンタルを強くする」と言うだけで、自分の思いを相手に伝える努力や行動をしない人、状況を変えるためにどうしたらいいかと自ら考えようとしない人、行動しない人は、それと同じではないでしょうか。

● 自分で考えて動いて、その結果を引き受けるのがコワイ。失敗するのがコワイ。

● 自分の責任にしたくないから、私ではなく、周囲が動いて、自分に都合のいいようにしてほしい。

そのタイプの人は、まるで魔法のように、都合よく、そうなってくれるのではないか?という一縷(いちる)の望みを持って、精神薬を飲んでしまうかもしれません。その思いがあると、ずっと薬をやめられなくなります。実際に、飲んでいれば、ボーッとして思考力が低下するので、苦しさも感じませんから。。。

あるデータでは、日本では、精神病棟に入院した人は、年間で2万4千人が死亡しているというデータがあります。ひと月に2000人亡くなっているということです。

入院した人のうち、3か月以内に死亡する人は26%、一年未満は51%。恐ろしい数字です。

精神薬(睡眠薬も含み)は、今では、心療内科だけでなく、高齢者や発達障害(とされた)子どもにも使われています。インフルエンザ薬のタミフルも、導入当時、錯乱状態になって飛び降りようとした子どもが続出した時期がありましたよね。。。(タミフルは、精神薬ではありませんが、脳の神経に作用するという意味では同じ)

精神薬被害で、お子さんを亡くされた家族や、薬害で苦しんでおられる方々が立ち上げた活動があります。精神薬について教えてくれる他、減薬のサポートもしてくれますが、本人がやめるという強い意志がないと、薬はやめられないそうです。

精神薬被害がどんどん増えているそうですが、自分で行動してみる、自分で責任をとる勇気を持つ、相手は相手、自分は自分で価値観がそれぞれ違うと言う線引きが出来ると共に、違いを受け入れて共に生きるという意識を持つ人が増えていかない限り、被害者も減らないのではないかと思います → 「自分で行動してみる」、「自分で責任をとる勇気を持つ」、「線引きができる」、「違いを受け入れて共に生きる」というサポートのフラワーエッセンスもありますよ。

『メンタルを強くする』という意味を深く考えたほうがいいと思います。

『メンタルが強い』とは、自分に自信を持っていること、揺るがない信念がある、人生のバイブルがあるからこそ、誰に何を言われても動じないという意味が本当の意味だと思います。嫌な感情を感じないようにすることではありません。

嫌なことを感じたくないという人は、感情を麻痺させます。言うまでもなく、感情を麻痺させると、同時に、自分が何を好きか、何をしたいか、何に喜びを感じるかも分からなくなり、どう生きていいのかも分からなくなり、道に迷うことになります。

精神薬は、一時的な“嵐”をおさめるために使うのみにとどめたほうがいいですよ。死にかかった時に使う気つけ薬みたいなもので、常飲すると死にますw

常飲するには、自分を見つめ直し、気づきを促すフラワーエッセンスにしてください。成分は、水、ブランデー微量(または、ビネガーや飲用可能な植物グリセリン)なので、食品と同じですから。

なお、職場の人や家族の中で、メンタル疾患にかかる人が出た場合、本来、そうなった人だけの責任ではないのです。人間は環境の中で生きる生き物です。誰か一人でも、メンタル疾患の人が出たとしたら、本来は、その人だけでなく、その家族、職場の人全員、会社など、その人に関わる全ての人が“治療”されないといけないんですよ。。。 “壊れた”その人だけを病院に送り出すのは、あたかも、壊れたロボットを工場に修理に出すようなものじゃないですか。。。 人間は、取り換えの利く部品でもないし、ロボットでもないのです。

「壊れたら捨てて、新しいものを入れたらいい」という考え方が社会に蔓延しているから、そうなるのではないでしょうか。そんな社会でいいのかな。。。生きづらいのは、そんな社会だからではないでしょうか。

経営者や支配者には、そのほうが都合いいんでしょうけどね。。。 自分や家族が“壊れて”いない時は、何事もなく平穏にいれますが、いったん壊れてしまえば、もう。。。 

今の社会は、落ちたら終わり!という一本橋を必死にバランスとって立っているような社会じゃないかと思います。勝ち負けですかね?落ちたら敗者。勝者のみがその橋の上に生き残り続ける。

しかし、うっかり病気や事故にあって、ロボットのように働けなくなると。。。 運よくそうならなくても、誰もが高齢者になって、働けなくなっていきますけど。

メンタルヘルスのことなんて考えなくてもいいロボットにやらせたらいいのではないでしょうか。ロボット社会になると、経営者や支配者にとって、人間はいらなくなるかもしれませんけどね。。。

ロボット社会にさせたくないなら、自らが人間として生きることです。薬を飲んで、都合よく医者に治してもらおうなんて考えずに、自分で治すんだ!という力を取り戻してくださいね~(^.^)/ お医者さんだって、いい加減、依存度の高い患者にエネルギーを吸われて息絶え絶えになっているじゃないですか。。。