< < < 自立して仕事をしていくには その1

YouTuber ヒカキン

YouTuber ヒカキン

最終日の今回は、日本一のYouTuberと呼ばれるヒカキンさんが、最後のフォーラムに来られて、発表する子どもたちに一言と、最後のちょっとしたトークショーをしてくださいました。

私は、この方知りませんでしたが、

小学生のヒカキンさんの認知度は100%

そして、

YouTube再生回数は40億回を超える

という、日本を代表するYouTuber。

いやはや、彼が出てきた時の、小学生たちの感嘆と賞賛の歓声を聞いただけでも、十分その凄さは感じました。

今、副業や自宅で仕事ができるといるメリットで、多くの方がネットで仕事をしようと飛び込んできています。YouTuberもその一つ。

実は、私も、いわゆるネットで稼ぐ方法を学び、実践する“塾”に所属して、頑張ったことがあります。

そのほとんどの方は、心身がおかしくなって脱落していくのをみてきました。そして、他の塾にジプシーのようにハシゴしてきます。ジプシーを続けるのは、必ずお金が稼げるようになると思って入塾するから。そして、気が付くと、貯金がなくなっただけだった。。。。というパターンも。

もちろん、上手に自分の仕事を活かして、さらに稼いでいく人もいます。私も、方向は変わりましたが、こうしてネット上で仕事をしています。ちなみに、私は心身壊れかかっているのを自覚した時点で、いったん休止して、なぜそんなことになっているか見極めようと旅に出ましたw

私自身、その塾でついていこうと必死でした。でも、やってもやっても追いつきません。ネットの世界は、安易に見えて勘違いしている人も多いですが、稼いでいる人は、ありえないほどの仕事量をこなしてます。そして、効率がいい。

私は、やってもやっても効率が悪かったのです。他の人もそんな感じでした。それでも必死についていきたいので、集まりを主催していて気づいたことがあります。

頑張っても頑張っても、効率があがらないのは、 それをしていても全く楽しくないから という人がほとんどだということに。  やってもやっても、全く何も変わらない。成果がでなくて絶望しかかっている から。

塾長も悪い人ではなく、受講生たちを心から稼がせてあげたい!と本気で思っているいい人なので、そんな受講生たちを見て、自分がしてきて成果の出た確実なやり方を、さらに惜しみなく教えてくれます。

でも、ダメなんですよね(;・∀・)

塾長にしてみれば、理解できない人たちでした(あ、私もそこに入ってますよ(笑))。 なんで言われたとおりにやらないんだ? と謎ばかり。

言われたとおりにやっているつもりでも、まだまだ足りない。穴だらけ。本人はやってるつもりだけど、自分勝手に曲げていて、教えたとおりにしていないから、成果が出るわけがない。

なんで教えたとおりに素直にやらないんだ?!と、理解できなくて、持て余しておられました(;^ω^)

でも、本人たちは、言われた通りにやってるつもりだから、何が間違っているのか、何が足りないのか分からない。分からないから質問のしようもない。

また、前のブログにも書きましたが、人間は通常、誰かに役割を与えられたり、強制力を与えられないと、底力を発揮しません。人間の脳は、基本、なまけようとすると脳学者の人も断言しておられるくらいですから。ストレスと危機感を与えられると、怠けるのが好きな脳も必死になります。

しかし、たとえ、塾長に怒られても、雇われ主ではないから、強制力と危機感は薄くなります。自分で自分を鼓舞して、管理徹底してするしかないですが、よっぽど自分が達成したいと強く思っていることでない限り、できる人はなかなかいません(;^ω^) しかも、嫌でやりたくないことは、ラクしよう、早く終わらせようと、無意識のうちに、手を抜いたり、やり方を曲げちゃったりしますからね。。。。 無意識下のストレスから逃げて身を守るための本能でもあるので、本人にはその自覚はないですw

私から見れば、陸の生き物と海の生き物が、お互い、生きるための方法を主張しあっているようにしか。。。。 

塾長にとって、一番理解不能だったのは、特に女性でしょうね。なんで言われた通りにやらないんだ?できないんだ?という意味で。

男性と女性に分けるつもりはありませんが、女性脳は、自分が心地よいこと、気持ちのいいこと、嬉しいことでないと、本能的に心身が拒否する傾向が強いです。

言われた作業をするにも、そこに喜びや気持ちのいいこと、嬉しいことがないと、機械的な作業はとても苦しくて、つらいものになります。苦しくて、つらいから、効率が落ちます。

アルバイトや雇われなら、嫌な仕事でも、その時間我慢してやれば、報酬が与えられるので、その喜びを目指して頑張れますが、いつまで頑張ったらいいのか、先が見えないことだと、動力源になるのは、はたして何か。

“これをして、多くの人に喜ばれるか?”

“いくらやっても疲れずに楽しくできるか?”

“家族に認められるか?”

“これをすることで、いい人間関係ができるか?”

もちろん、男性脳もそうですが、男性は、それと同等か、それ以上に、社会的ステータスや成功、金銭的成功、物質的成功に喜びや快感を感じるので、そちらを優先させても、そんなにストレスにならないから、結構頑張れます。ちなみに、女性でも、男性脳の強い人もそうです。

一方、女性は、周囲との調和、人間関係、自分の心身が喜ぶ感覚が生きる実感の元なので、社会的ステータスや成功、金銭的成功、物質的成功よりも、その部分が満たされないと、不安や恐れが大きくなって、呑み込まれてしまいます。男性脳にしてみれば、社会的ステータスや成功、金銭的成功、物質的成功が満たされれば、それらも一緒に満たされるから同じだろ?という感覚でしょうが、女性は両方が同時進行で進まないと、不安で怖くて進めません。

好きなことで、いくらやっても疲れない、全然寝なくても大丈夫なことってありますよね。その状態なら、多少、体に鞭打っても、体も頑張ってくれます。

でも、苦しくてつらいことを、必死に体に鞭打ってやっていれば、そのうち、体はおかしくなります。体がおかしくなると、それに心も引きずられて、鬱になります。

ただ、 根性!努力! でやっていけるのは、短期間だけ。期間限定ならできるだけ。

しかも、苦しくてつらいことを、必死にやっても、効率が悪いだけでなく、仕事の質も最低です。的外れのことをしていたり、形だけ終わらせようとするから表面だけ。

形だけ真似しても、成果には結びつかないです。

なぜなら、いい仕事をする人は、ものすごい集中力です。しっかりと対象を見ています。わずかの変化や表情も見逃さないように、ものすごい観察力と集中力で仕事をしています。 それは、好きだからできること。

イチローの話などを聞いていると、自分にどんなエサを与えると頑張るのか、喜んで動くのかを、とてもよく把握している人だと感じます。ストレス下でも、“この生き物はこれを与えると喜々して頑張りはじめる”ごとく、自分のことを冷静によく分かっている人。

そんな状態の人なら、きっと、塾長もイライラすることもないんだと思います(笑)。優れた武器を渡すと、自分の目的を達成するために、それをすんなり上手に使う人。その段階まで至っていない人は、武器を渡されても、それを持つこと自体が怖くて、使う時もドキドキと恐ろしく、夜も眠れないという感じなのかもしれません。

さて、話は戻りますが、ネットで成功している人、ものすごい額を稼いでいる人は、それをしてきた人なんだなと感じることが多いです。

今日は、ヒカキンから、そのヒントをもらいました。

ヒカキンは、ネットで調べると、ものすごい額を稼いでるユーチューバーみたいですね。ウワサでは億単位。

“じゃあ、ヒカキンと同じことをしたら、同じようにお金持ちになれるんじゃないの?!” と安易に考えて、真似だけしようという人は、気を付けて(;^ω^)。ネット塾ジプシーになる恐れが。。。。 形だけ真似してもダメですよ!自分なりの“動力源”を見つけなければ。

それだけ頑張って来れたのは、ヒカキンさんが自分がガンバれる無限の動力源とうまく繋がって来れたから。その動力源は、一人一人違いますから、そこと繋がれないと、ヒカキンさんと同じ質の仕事はできないと思うなぁ。

今日ご本人が話しておられた内容です。

● YouTubeは、高2の時からはじめて、今で10年くらい。今活躍されているYouTuberの中で、僕が一番長くやってると思いますよ(笑)

● はじめたきっかけは、自分がヒューマンビートボクサーで、当時上手なヒューマンビートボクサーがYouTubeに動画をあげていて、自分もみんなに見てほしいと思ったから。当時、ヒカキンさんは、ヒューマンビートが上手になりたくて、YouTubeをみて、必死に勉強していたそうです。みんなに見てほしいと思い始めたのは、自分がどこまで出来ているか評価されることで試したかった思いもあったようです。

 ※ヒューマンビートとは、人間の声だけで、レコードのスクラッチ音や、ベース音、リズムマシンのミキシングによる音色の加工や変化などを1人で全て再現し、ブレイクビーツを作り上げるテクニックのこと。

● どうしたら、みんなに見てもらえるのか、必死に研究した

● そのうち、ヒューマンビートだけではなく、日常のことで、他に面白い動画を撮ってみようという気になって、やりはじめた

● 毎日絶対に動画をあげようと決めていて、毎日動画をあげはじめて4年になる

● 毎日アップするのは本当に大変。でも、続けると決めている。知り合いのYouTuberで、毎日は大変だからと、週に4回、3回と減らしてきている人も多いが、それと共に、質が落ちてきているような気がするから。

なお、最初のプロフィール紹介のところで出てきてましたが、あんまり詳しくない私でも知っているような、海外の大物有名ミュージシャン(エアロスミス、アリアナ・グランデ、NE-YOなど)から逆指名されて、一緒にツアーに参加したこともあるそうです。

休憩時間にヒカキンさんの動画が流れていましたが、本当に日常の些細な事 - いわゆる、小学生男子が喜ぶようなこと – でした。それを本気で、めっちゃ楽しんでしているのが伝わってくる動画で、大人もクスッと笑ってしまうような動画。

日本の昔ながらの根性論が好きな人、スポコン系が好きな人は、これを読んで、

“毎日動画をあげてる?! 私は、そこまで必死に頑張っていないからダメなんだ! 私も毎日動画をあげなければ! でないと、億まで稼げない!”

とかなるんですよ(笑)

でも、ヒカキンさんのように、稼ぐためにやりつつも、自分が楽しいからやっている、これを見る人に少しでも楽しんでほしいというぶれない芯がなければ、すぐに、心身壊れて続かないですよ(笑)。

形だけ同じことをしても、そこに、心や魂をこめられないと、成果もそれなりになるのはもちろん、まず、自分がどんどん枯渇して、心や体が死んでいきます。

ヒカキンさんのことを、小学生のほとんどが知っていて、好きだと言うのは、ヒカキンさんの無邪気さの中にある、楽しさを直感的、本能的に感じるからじゃないのかな。そのくらいの年齢の子どもは、韻の響きや、テンポのよさ、楽しい雰囲気で、自分に合う合わない、いい悪いを直感的に感じますから。小学校で流行ったことって、そうだったでしょ(^^)

なお、ヒカキンさんを小学生が知ってるのは、コロコロコミックなどの子どもの間で流行るマンガなどで、しょっちゅうヒカキンさんが登場しているからのようです。それみて、YouTubeでヒカキンさんをみて、面白かったから、学校で広め。。。というパターンっぽいです。

そういや、いわゆる、学校の怪談や都市伝説も、そんな風に一気に広まりますよね。ブームの基本は、これなんじゃないでしょうかw そこにも、ヒントがありますよね♪